Gure8流浅場複雑な沈み瀬でのやり取り
Gure8流浅場複雑な沈み瀬でのやり取り
ここではGure8流の浅場・複雑な瀬でグレを掛けてからのやり取り5:5 :11Method  を紹介しましょう。

5:5:1とは、下記に表記される
(50cm):(50cm):(10 cm)と言ういみです。

◯この方法はグレ釣りをされる方ならご存知だと思いますが、グレ釣りビギナー向けに記載しております。


Gure8のホームグランドは三浦半島です。

釣行するポイントは全体的に複雑な沈み瀬が多く点在する浅場がほとんどです。

よって良型のグレを掛けてから先手を取れないと瀬に擦れてバラス事も多くなります。

ここではこのような磯環境での取り込みまで、先手を取れるGure8なりの方法を具体的に解説してみましょう。

◯先調子のロッドを用いる事と針掛の良い針を用いることが前提条件です。(Gure8の場合はその殆どが細線系のスレ針を用いています。)

注)胴調子の場合は真ん中のタメ(50cm)では多少異なります。


先ず前アタリがあり(いきなり引っ手繰るアタリもあります)本アタリになればロッドを握った手が肩の高さまでおおよそ50cm(表記50cm)ほどの幅で合わせます。

この時ラインスラックが多いとこの合わせは出来ません。

この時オープンにしていたベールは戻さずスプールを押さえた指に力を入れて合わせます。

次にロッドの元竿(5番)が耳の後ろあたりまで来るようにタメます。(表記50cm)

この角度ならロッドの4番・5番が効いて来ます。

(ロッドによっては立て過ぎると4番に負担が掛かってしまう胴調子のロッドは立てすぎに要注意です。)

これで合わせた時点で反転していたグレも頭の向きをこちらへ向かせる確率は高くなります。

最初に大きなアクションの合わせではロッド元竿が耳の辺りまで来ています。

これではタメが小さな力になってしまいます。

更に一度ロッドを下げラインを巻いてからタメに入ると、グレにシモリへ走らせる隙を与えてしまいます。

これではグレに先手を取られてしまいバラす要因を故意に増やしていると言う事になりかねません。



この合わせの後、タメに入ってからベールを戻すわけですが、この時にコツがあります。

それはべールを戻す僅かなテンションの緩みの分だけ手首のスナップを使ってロッドを握る手を少し後ろにずらすようにしてベールを戻します。

これで僅かな間を防げます。(表記10cm)

これはベールを戻す瞬間にラインの遊びが出来てしまうからです。

折角こちらに頭が向いていてもこのラインの遊びが発生する事で反転する隙を与えてしまいます。

或いは頭が横を向いてしまうことにもなります。

この反転したり横向きになるとエラ葢などなんらかの原因でラインを切られる可能性が高くなります。

またグレが反転したり横向きになると、グレの視界が広がるので逃げる瀬を見つけやすくなります。

寄せるはずのオペレーションなのに瀬に向かって走らせてしまうこになります。

これらを多少でも防止するための10cmの措置なのです。
(どちらかの足を後ろにずらして身体を横向けにしておけば安易にこなせます。)

これら合わせて50:50:10(5:5:1)のMethodとなります。



◯グレに先手を取られる要因の『間』

•アタリと判断して合わせる前にベールを閉じた時の間

•大合わせのあとのタメに入るまでの間

•オープンベールで合わせ→タメの後ベールを戻す時の間

浅場・複雑な沈み根が多い釣り座でのGure8流やり取りに際して、この3点を考慮しているわけです。