2017.5.25
KEANON spindle偏光サングラスSR91

先日とあるミーティングでスポーツ選手と出会い話題が偏光サングラスになった。

こちらは釣りで多用する偏光サングラスであるがモータースポーツ、マリンスポーツ、ウインタースポーツなどの必須アイテムも偏光サングラスとのことだ。

欧米ではオークリーのレンズがダントツ人気だ、日本でもスポーツ選手などは殆どがオークリーだ。

また、レイバン、タレックスも人気なのだ。

タレックスからラインナップされているカッチュウと言うレンズはオークリと並び米国機関の安全基準審査を通っている日本では唯一のレンズである。

今回のKAENONはオリンピックメダリスト達の間では人気があり、日本でもKAENONを用いる選手が増えていると言う。

それで早速行きつけのメガネショップに行きKAENONについて尋ねてみた。

ショップの社長さんKEANONを良く知っていた。
レンズに関しては世界トップレベルだと言う。

取り寄せ可能とのことだが価格を尋ねると余りに高額で、ちょっと躊躇したが、メダリストに人気と言うフレーズがどうしても気になってオーダーしてみた。

しばらく待って連絡があり、早速店舗へ手持ちのタレックスを数本持って行き、その足で海辺に行ってみた。

スペックは偏光率100%・紫外線100%カット・光透過率15%と手持ちのタレックスカッチュウトゥルービューフォーカスとほぼ同様である。

そこでこのレンズにて海面、海中と掛け比べてみた。

見え方はトゥルービユーフォーカスとほぼ同じである。

このレンズを装着しているタレックス社純正のトゥエルブフェイスⅡと言うフレームの物が比較対象なのだが、こいつは17グラムと軽量で、このKAENONはとても重くフレームでは比較対象としては不適合だ。     

KAENONのRS91レンズはスポーツ向けレンズで弾力性がありキズが入りにくい点は評価出来るがやや重たい。

タレックスのカッチュウとは言えば頑丈で踏んでも割れないと言う。
しかし、釣行中にベストのポケットなどへ一時収納した際、少しのスレでレンズに線キズは入ってしまうのは普通のレンズと変わらない。

とりあえずその日はKAENONを夕方近くまで長時間掛けてみた。

そして、帰宅してから眼の疲れ具合をチェックして、ほぼ疲労感がないのに気づく。

8カーブということもあり確かにレンズの裏側への写り込みは皆無で歪みを徹底的に抑えているので眼にはとても良いと思う。

またレンズの薄いキズでも、そこから来る歪みや雑光などによる眼球へのストレスが何やかの炎症を起こしやすいのだが、このKAENONはスポーツ向けでキズが入り辛く、歪みを徹底的に抑えてあるらしい。

また、通常の偏光フィルムを貼ったレンズだと寿命が約1年半〜2年なのだか、タレックス同様偏光フィルムを上下 レンズに挟ん方法で偏光フィルムへのキズや劣化がないのが良い。

またテンプルがストレートなのでキャップの上から掛けられるので耳上の圧迫は軽減出来る。

強度の点ではタレックス、KAENON共に何らかの破片がレンズを直撃しても割れないと言うことは引き分けだ。

結論から言えばレンズだけならKAENONspindleに軍配は上がる。

運動中でのハンドリングやフィッシングに置いてもポケットやバッグに保管していてもキズが入り辛いのはありがたい。

ただ、この点だけのメリットでKAENONの価格はやや高額過ぎると思われる。
価格はもう少し考慮して欲しい。

両者比較は一長一短だが見え方は同様で、コストパフォーマンスを考えると、やはりタレックスが無難であろう。