フローティングベスト2019


◯シマノ VF-112R    ¥43900

◯ダイワ DF-3007T  ¥43500


シマノとダイワのフラッグシップモデルのフローティングベストを試着してみたのでインプレッションしてみよう。


◯シマノVF-122R


このタイプはコアアクトと言うシマノ独自の開発コンセプトに基づき、磯での動きに合わせたカッティングとの触れ込みであるが、以前のものと比べてもさほどの変化は感じなかった。


背面のカットが大きく多少の開放感があり他のタイプと比較すればウェアが擦れる面積が少なく、擦れる感覚は僅かながら少なく感じる。


また再帰反射プリント部を多数設けているのでナイトシーンでの存在感を醸し出す。

撥水加工も施されている。


ショルダーベルトの滑り止め加工は内外に配され、同企画のロッドケースのベルトと合わせれば脱落防止の仕上がりはすこぶる良い。


ポケットは縦にカットされ解放幅が広がり、ポケットからのツールの出し入れはよりしやすく扱いやすくなっている。


メンテナンスの際の浮力材は3点共に脱着可能で、この点は以前と同様扱いやすい。


印象:ひとつひとつはしっかりとした仕上がりであり、安心感のあるベストだが、デザイン的には、今ひとつワクワク感の湧かない地味な感じである。


◯ダイワDF-3007T


このモデルの浮力企画は規定を満たしているのにも関わらず丈が短くなった。

このショート丈化により、浮力材のサイズは小さくなり、膝の曲げ伸ばしでの圧迫間が無く軽量化により着重り感は軽減されている。


フロント胸元両サイドにスマホなどのが入る程の大きさのポケットがあり、パーツポケット以外に使えるスペースとして確保されている。


これは大きく縦に開くファスナーなので物の出し入れはしやすい。

レインウェアからスマートフォンを取り出すなどの手間が軽減されるのもありがたい。


DDシステムは、シマノ同様のクロージャシステムを採用している。


このボタンのオンオフのバネが硬くなり、より強度は増したようなった印象だが、このボタンの外側が壊れやすいと言う声をよく聞く。


これはシマノに採用されたBoAシステムと比較すると、仕上がりはまだB級と言えそうだ。


要改善点はポケットサイズが若干小さく、解放幅も小さくグローブを装着してのパーツ等の出し入れには不満を隠せない。


また、浮力材は脱着式で背面は外せるのだがサイドの浮力材を留めているホック部に指が入らず外しにくく、外すと元に戻せない。


よってメンテナンスは両サイドの浮力材を装着したまま洗わなければならない。

この仕様は旧モデルも同じであり非常に不満である。


印象:ブラックにゴールドと釣り人には刺激的なデザインであり、好みにもよるが見た目はカッコいい派手さがダイワファンには好印象のようだ。

よってレインとお揃いのダイワを購入しました。