シマノダイワ磯シューズ比較

磯では安全で快適に過ごしたい。
磯釣りを楽しむために誰もがそう思うはずです。

磯釣りの安全装備の中でも、ライフジャケットと磯シューズは最も安全を確保するアイテムです。 

今回は磯シューズについてインプレしてみたいと思います。

釣具店にて試し履きをして、履き心地や実際の磯を想像してソールも選んでいると思います。

濡れている磯、デコボコの磯、海苔の発生している滑る磯...色々な磯フィールドがあります。

上記のような条件下を想像して試し履きをしても、実際に磯で履いてみると、イメージとは違うことがしばしばあります。 

当方も色々な磯シューズを履いて来たましたが、その中で上記の画像のシューズ(全てソール交換可能タイプのフェルトスパイク)を実際に履いた感のインプレッションをしたいと思います。

右下ダイワのプロパイザーホワイトのシューズ

とにかく硬いの一言です。
この硬さは異常な程硬いです。

ダイワはフェルトスパイクを靴底からロックするシステムが採用され、底剥がれを防止しているのでこの点は安全ですが、この底剥がれを一度も体験していないので実際にどこまで必要機能かはわかりません。 

またアウトシェルの硬質性を保つため硬く作ったのかこれではシャンクの入った登山靴なみです。

当方は足幅が細いため通常の革靴などではワイズCかDと細みを履くため、この靴のホールド感はとても良く快適です。

しかし、長帳場の磯ではあまりの硬さに足は酷いと言うくらい疲れます。

また、靴ひもの処理がひどく、ロック部品のプラスチック部品がすぐに外れてしまい、その部品が外れてしまうと、靴紐が締められなくなります。

この部分の作り込みがいい加減で、こうなると磯では地獄と化してしまうほどです。

こちらはもう販売終了になっておりますので後継モデルのトーナメントのダイヤルクロージャーシステムの物になりました。

左下ダイワトーナメントモデル 

こちらはダイヤルクロージャシステムを採用しておりますが、シマノが採用しているクロージャシステム (Boa)ボワシステムに比べ、ダイヤルはガタつくし、多少使い込むと、少しの衝撃でロックが外れてしまいます。

これはシマノの製品に用いられているボア社のクロージャーシステムを参考に開発されたようですが、2001年から凡ゆるスポーツに携わり開発を続けて来たアメリカボア社の製品とは比較にならないほどお粗末です。

更に靴の硬さソールの切り込みなど、前期モデルより改善されましたが、それでもシマノと比較すると固く疲れやすいのは否めません。

短い釣行や足の細い私には包まれ感は良のですが、これも長時間の釣行をされる方には疲れやすく、おすすめ出来ません。

シマノファイヤーブラッドゴアテックス前期モデル右上

軽く、底も柔らかいので長い釣行でも疲れにくいです。

しかし、こちらはワイズが大きく細身の足の私には厚手の靴下を用いるか、インソールを用いるか、しっかりクロージャを閉めないと足が靴中で遊んでしまいます。

日本人はワイズの広いEE又はEEEの方が多いのでこのサイズを採用したそうです。
実際は大は小を兼ねるという理由からだと思います。

シマノのソールはダイワより柔らかい分、減りが早いのでソール取り替えはやや早めになります。

シマノではおおよそ40回釣行を目的に製造していると言うことですが、歩行距離にもよりますが渡船での磯上りで40回のようです。

実際、三浦の地磯では歩行距離のある磯が多く、20回から30回ほどで取り替えになる事が多いです。

発売時は良い仕様でしたが、足幅の細い私には指先は遊んでしまい、特に下り坂などでは親指が前部分に当たり、これはとても苦痛で、数回で履かなくなりました。

足幅の細い方はワンサイズ上をお勧めします。

シマノファイヤーブラッドゴアテックスモデル今期 左上

今期のモデルだけに多くの改善点が見られます。
ソールに数本横溝が入り、かなり柔らかくなっています。
軽量、柔軟と快適な仕様です。

しかし、こちらもワイズが大きく足幅の細い私は多少厚めの靴下を用いるか、インソールをホールドタイプに変えないとフィット感は得られないほどです。

前回の指当たりを考慮してワンサイズ上を選択しました。

ワンサイズ上という事もあり、普段なら夏場は薄手の靴下を履くことが多いのですが、やや厚手の靴下を履かざるを得ません。

厚手の靴下ゆえ暑さは否めませんが、今回のゴアテックスの採用ではメッシュ部分を多く設け、透湿性が高く、汗抜けが良く二日間釣行しましたが蒸れをさほど感じませんでした。

靴下との相性を考慮すれば蒸れは抑えられると思います。

価格は少し高めの設定ですが、安全と快適を求めるなら、このシューズが今、最もイチオシと言って良いと思います。

今回のボア社のクロージャーシステムはロックの収まりも良く、磯に靴が当たってもダイヤルはビクともしないほどロックが強靭になっています。
ダイヤル素材は濡れた指でも扱える滑り止めのゴムが配され、オンオフの素早いハンドリングを助けます。

ダイワのしすてと比較すると、ロックオンオフのバネが強めで、多少の衝撃でもダイヤルは動きませんので安全性も向上しています。

左右反対のダイヤル回転に変更などユーザー本位に開発された利便性も伺えます。

以上のように前期モデルより改善されています。

しかしながらボアのクロージャシステムにも欠点はあります。

それはダイヤルが足首上に配置されていて事もあり閉まるのは足首なので指先側は閉まりません。

足幅の細い私にはやはり指先側は遊んでしまうのでインソールを用いていますが、足に合うインソールとなると安価な物では収まりが悪く、やはりスポーツ店などで探さないと適正な物は見つかりません。
それなので、シューズ ➕インソールと出費過多になります。

メーカー価格が税込で40000円を超えるのですから大は小を兼ねると言う万人向けの商品開発より、ユーザーの足形状も考慮したラインナップが欲しいですね。

まとめ
費用対効果:ソールの磨耗、価格  ダイワがリーズナブル

ホールド性:足幅の細い方はダイワ、ワイズ大きめの方はシマノ

快適性:シマノを100点とすればダイワは40点

クロージャーシステム:シマノ

柔軟性:シマノ

お勧め度(対100):シマノ80   ダイワ 20

番外:参考までにがまかつの磯シューズを履いてみましたが、シマノ・ダイワと比較すると数年遅れと言わざるを得ません。
正直対象論外です。

がまかつはロッドなども外部委託品が大半のようですが、針以外も自社での商品開発に取り組み、ユーザーから見たコストパフォーマンスを根本から見直す必要があると思います。